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2020年5月 9日 (土)

親子遊びを楽しむ 2 ~ 一緒にいる大人が子どもたちの好奇心を満たしてくれる! 乳幼児の運動遊び

4月の園だより、地域活動だよりでご紹介した小島先生おすすめの「親子遊び」第2弾です。

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親子遊び(祖父母や兄弟姉妹などとの家族遊びも含めて)の大事な役割に、コミュニケーションがあります。

特に3歳前後までは、こどもは家族との関わりを通じて自分の周りの世界を広げていきます。

家族のことを身内と言いますね。こどもにとって家族、特に母親は、最初は自分の一部ですが、

親子の関わり合い(遊び)を通して、自分ではない他人と考えるようになり、そこを糸口にして周りの世界が

見え始めてきます。

こどもにとって身内のおとなの身体は、格好の目標です。好奇心の対象です。さわったり、ぶつかってきたり、

乗っかったりします。そのとき、おとなはどうするでしょうか?

きっと自然に受け止め、抱きしめ、少しじゃれてから、“そぉーっ”とこどもを自分の身体から離すと思います。

こどもが手を伸ばせば届く距離に。

“そぉーっ”との加減に少し緊張しませんか? 多分、それはおとなからこどもへの大事なメッセージだからです。

「あなたといつも一緒、でもあなた以外の人なのですよ」と。“おとなの身体”、それはこどもにとって、

「生涯でこのときしか経験できない“遊び道具”」なのです。

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こどもを”そぉーっ”と離すときに、運動能力の発達段階に合わせてみる

乳児期・・・周りへの好奇心が身体の基本を作る 

・うつぶせの姿勢を喜ぶ  2ヶ月

 うつぶせは親の目の届くところで(最初のうちはお腹の上で)

・寝返り(仰向けから横にゴロリン) 5ヶ月から7ヶ月

 最初は、左右反対側の手で何かを取ろうとする。

 勢いが付いてくると、横向きになり、さらにうつぶせの姿勢まで回転する。

 ・四つん這い  8ヶ月から9ヶ月

 うつぶせから、上体を起こし、這い始める。

 何かを見ようとし、見つけたものを取りに行こうとする。

 ・自分でお座り  10ヶ月

 上体を起こし頭を高くして、たくさんのものを見ようとする。

 四つん這いで腹筋や背筋が強くなってくるので、上体起こしからお座りができる。

 「高い、高い」を喜ぶ。(腋の下から持ち上げる。手首を持ってぶら下げる。)

 ・つかまり立ちから一人歩き  12ヶ月から13ヶ月

 

幼児期・・・未知の姿勢、動きや感覚を楽しみながら身体の使い方を覚える

      (不安定さ、浮遊感、回転、落下)

 ・横歩き・後ろ歩き  1歳半

 ・ボールけり、段差を上がる  2歳

  脚を動かすことで道具を操作したり高さを獲得できることを覚える。

 ・片足を先に出して台から降りる  2歳3ヶ月

  踏み台に昇っては降りることを楽しむ。

  2歳半くらいになると片足でのバランスもよくなって、階段を降りることができるようになる。

 ・両足でジャンプ(ピョンピョン)  2歳4ヶ月

 ・細い台の上に立つ  2歳半

  道路の縁石の上を歩きたがる。

 ・両足を揃えて台から飛び降りる  3歳

 ・片足でピョンピョン  3歳5ヶ月

※集合住宅などにお住まいの場合は、運動遊びの際、周囲に配慮して行いましょう※

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